映画「スナッチャーズ」ネタバレあらすじ感想

2023年10月14日

映画「スナッチャーズ」がどんな内容なのかを紹介します。結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

また、記事の後半では、本作に「閲覧注意シーン(例:グロ、虫、精神的恐怖)」があるかどうかについて言及しています。そういった描写が苦手な方のお役に立てると思いますので是非この記事を最後までご覧ください。

登場人物

サラ・・・主人公。女子高校生。スカイラーという恋人と別れたばかり。
ヘイリー・・・サラと同じ高校に通う女子高校生。サラとは以前親友だったが現在は仲があまり良くなかった。
スカイラー・・・サラの元恋人。メキシコ旅行のあと様子がおかしくなってしまう。

簡単な話の流れ

1.妊娠した主人公からなぜかエイリアンが生まれる。
2.エイリアンは子孫を増やすため人間を襲い始める。
3.エイリアンを倒し無事騒動が終息する。

あらすじ

エイリアンを妊娠する

恋人のスカイラーと一夜を共にした高校生のサラ。その次の日からなぜか具合が悪くなり、検査キットで妊娠していることが判明する。その翌朝にはお腹が妊娠後期ほどに大きくなっていた。

この異常事態に驚いたサラは同じ高校に通うヘイリーに相談する。ヘイリーとともにクリニックを訪れることになり、そこで医者に診察してもらった。しかし、診察の最中にサラの産道からまさかのエイリアンが飛び出し医者の頭を吹き飛ばしてしまう。

エイリアンは、その場にいた看護師の体を乗っ取りサラとヘイリーに迫ってくる。ふたりは病院を飛び出し車で安全な場所まで避難した。しかし、なんとサラのお腹にはエイリアンがもう一匹いることが判明する。そこでふたりは出産を促進させる子宮収縮薬を投与できる人物に会いに行った。さっそく薬を投与してもらうがエイリアンはなかなか生まれて来ない。

そうこうするうちにクリニックの事件を捜査していた警察がサラとヘイリーのもとにやってきてふたりは警察署で事情を聞かれることになる。事情聴取はサラの母親立会いのもと行われた。

そんななか、クリニックで生まれたエイリアンがサラたちのいる警察署にやって来た。エイリアンはサラのお腹の中にいるもう一匹のエイリアンに用があるようだった。

エイリアンは警察官を次々と殺していく。

妊娠した理由

そんななか、サラの母がエイリアンに体を乗っ取られてしまう。エイリアンはサラの母を操り、サラに近づいてくる。すると、サラがもう一体のエイリアンを出産。その後、サラは意識を失ってしまう。

意識不明のサラをヘイリーがスカイラーのもとに連れて行った。ヘイリーは目を覚ましたサラに彼女の母がエイリアンに操られどこかへ去ってしまったことを告げた。サラたちは一連のエイリアン騒動の原因が、スカイラーのメキシコ旅行にあると考え、彼の旅行動画を盗み見た。スカイラーは博物館を訪れた際、石像のイチモツを破壊してしまい、ピンクのガスを吸い込んでしまったようだった。この出来事が原因で、スカイラーと一夜を共にしたサラが妊娠し、エイリアンが誕生したのだった。

サラから生まれたエイリアンのメスとオスは更なる子孫を生み出そうとしているとサラたちは推測した。その方法は、ピンクのガスを人間に吸わせ、その人間が誰かと性行為するとエイリアンを身ごもり出産するというものだった。

エイリアンとの闘い

ふたりは高校の友人宅で開かれる男女が集まるパーティにエイリアンたちがやってくると睨み、その場に乗り込んだ。しばらくして、エイリアンがパーティ会場で高校生たちを襲い始める。サラとヘイリーはエイリアンのオスをミキサーにかけて殺すことに成功。続けて、サラは地下室に囚われた自身の母親を助けた。そして、そこ現れたエイリアンのメスに子宮収縮薬を打ち、体を爆発させて殺した。

補足

閲覧注意なシーンはある?

本作の閲覧注意シーンを解説します。

「人体破損系グロ」
エイリアンに頭を吹き飛ばされる、エイリアンに操られ自分の目にペンを刺すなどのグロシーンがあります。しかし、「意外にも」というべきかこういったグロシーンはあまり多くなくその手の描写が苦手な方でも十分鑑賞可能だと思います。

「下ネタ」
生き物の生殖がテーマの本作なので、そっち系の下ネタがちりばめられています。複数人で観ると若干気まずい思いをするかもしれません。

感想

ちょうどいい塩梅のホラーコメディ

ホラーコメディに属する本作ですが、適度にハラハラできて、適度に笑える、ちょうどいいバランスの一作でした。

エイリアンはすばしっこく、人間を瞬殺する力があります。そんなエイリアンと対峙する場面は非常におっかなくて存分にハラハラを堪能できます。そして、ギャグやユーモアはそんな怖さや緊張感を損なわない程度のものに留めてあります。シリアスと笑いのバランスがとても良くまさに「怖くて笑える」を体現した良作でした。

打率高めなコメディパート

コメディ部分に注目してみると、滑っていると感じる部分は少なく打率高めな印象です。突飛でエクストリームな言動ではなく、日常にありそうな会話や客観的にみると可笑しな光景でくすっと笑える箇所が多かったです。

たとえば、ミキサーでエイリアンを殺そうとする序盤の場面。産道から飛び出てくるエイリアンをキャッチするためミキサーを構えるカットがマヌケで面白いです。

あとは、男子高校生のスカイリーがそのバカっぷりを露呈してしまうメキシコ旅行を映した動画。いたずらで父親がいるトイレに何度も突撃する場面はバカすぎで爆笑しました。

傑作とまではいきませんが、何も考えずに楽しめるホラーコメディですのでぜひ!

作品情報

2019年製作/97分/アメリカ
原題:Snatchers

ホラー映画

Posted by horrordarake