映画「オペレーション・フォーチュン」ネタバレあらすじ感想
映画「オペレーション・フォーチュン」がどんな内容なのかを紹介します。結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
また、あらすじの紹介の前には本作の「閲覧注意シーン(例:グロ、虫、精神的恐怖)」について言及しています。そういった描写が苦手な方は是非参考にしてください。
閲覧注意シーンはある?
あらすじを紹介する前に本作に閲覧注意なシーンがあるか紹介します。
ズバリ本作に、閲覧注意なシーンはありません。銃撃・格闘シーンでの表現もマイルドで、ショックを受けるような場面もありません。
バイオレンス描写が苦手な方でも安心して鑑賞できます。
登場人物
オーソン・・・隠密作戦に長けた凄腕のエージェントの男。
サラ・・・変わり者のスーパーハッカーの女。
JJ・・・新米スナイパーの男。
ネイサン・・・MI6の諜報員の男。
ダニー・・・ハリウッドスターの男。無理やり作戦に参加させられる。
グレッグ・・・億万長者の武器商人の男。ダニーの大ファン。
あらすじ
あるヤバいブツを取り返す作戦
「ハンドル」と呼ばれるデバイスがマフィアグループによって研究室から盗まれる。イギリス政府は「ハンドル」が悪用されることを恐れ諜報員のネイサンに奪還を依頼。
ネイサンは、「ハンドル」を取り戻すためスパイのオーソン、ハッカーのサラ、スナイパーのJJによる即席チームを結成し、奪還作戦がスタートした。
億万長者の武器商人グレッグという男が「ハンドル」の売買に関わっていることが明らかになる。グレッグがハリウッドスター「ダニー・フランシスコ」の大ファンであることを知ったオーソンたちはダニーを無理やり作戦に参加させた。オーソンたちは、ダニーを釣り餌にしてグレッグの懐に少しづつ入り込んでいった。そこで判明したのはグレッグが「ハンドル」の売り手と買い手をつなぐ仲介役であること、そして、研究室から「ハンドル」を盗み出したマフィアがその売り手であることだった。
オーソンたちはマフィアのアジトに侵入し、ノートパソコンにアクセスした。その結果、「ハンドル」の取引がトルコで行われるという情報を知り現地に向かった。
作戦に立ちはだかる男
オーソンは、グレッグの側近の顧問になりすまし、「ハンドル」の取引現場を訪れた。マフィアとの取引は順調に進み「ハンドル」奪還までもう少しというところで、マイケルという男率いるスパイチームに横取りされてしまう。
このマイケルという男もオーソンと同様にネイサンから「ハンドル」奪還を依頼された人物だったが、実は彼が私欲のために動いていることが明らかになる。
マイケルは、バイオテック長者であるトレントとアーノルドというふたりに「ハンドル」を売るつもりだった。
トレントとアーノルドのふたりが「ハンドル」を欲しがる理由は金(きん)の価格を高騰させ巨万の富を得るためであった。まず、あらゆるコンピューターシステムに侵入可能なAIデバイスである「ハンドル」を手に入れる。それを使って主要な銀行のシステムに侵入し大混乱を巻き起こし、貨幣の価値を暴落させる。そして、彼らが前もって買っていた金の価値が暴騰しとてつもない資産となる、という算段だった。
マイクからの奪還
オーソンたちは、マイクから「ハンドル」を取り戻すべくグレッグに協力を依頼。オーソンたちに騙されていたことを知ったグレッグだったが、マイクのせいで「ハンドル」の仲介ができないことを不満に思った彼は協力することになる。
マイクがトレントとアーノルドと「ハンドル」の取引をする会合にグレッグとダニーが参加する。そのすきにオーソンは、護衛たちを倒しながら、マイクのもとにたどり着き、彼を殺して「ハンドル」を奪い返すことに成功する。
後日、オーソンたちはネイサンに「ハンドル」を渡し無事作戦が終了した。
感想
笑えるスパイアクション
シリアス一辺倒なスパイアクションではないところが本作の特徴です。ところどころにある笑えるポイントのおかげで、ポップなスパイ映画に仕上がっていました。なかでも、スーパーハッカーのサラを演じたオーブリー・プラザさんのセリフやその表情が面白く何度も笑えました。あの飄々としたとらえどころのないキャラがとても良いです。もうひとり忘れてはいけないのがジョシュ・ハートネット演じるダニー・フランシスコ。グレッグをだます演技をする際の、ビクビクと自信なさげな感じがたまらなく面白かったです。
アクション面ではなんか平凡だなと思わないことはないですが、数々のユーモアのおかげで気軽に楽しめるスパイアクションになっていました。
作品情報
2023年製作/114分/イギリス・アメリカ合作
原題:Operation Fortune: Ruse de guerre
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